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自宅で仕事をしながら、趣味で園芸をしています。
ビカクシダの胞子培養、アガベ、パキポディウムの実生を主に行なっています。
1階職場でビカクシダ、2階ベランダ、玄関で塊根植物を育成中です。
運営者:ビーラボ
胞子培養は自分の撒いた胞子から立派なビカクシダができる可能性があるから楽しみだよ
ビカクシダの胞子培養は、最初は家にあるものを使って実験的に行うこともできます。特にLEDライトは持ってなかったので日当たりの良い窓際で胞子培養をしても十分前葉体は出現してきました!
胞子、タッパー、ジフィーセブン、筆、茶漉し、を購入し、自宅にあるケトルで熱殺菌して行いました。ラップも家にありますので簡単に始める事ができますよ。100円均一である程度揃うと思います。
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今回の記事では、ビカクシダを胞子から育成して子株までどの様にして育成していくかをまとめておりますので、参考になると思います。
ビカクシダの胞子培養の流れ
1、胞子を蒔く
2、前葉体が出現(2週間頃〜)
3、胞子体が出現(2ヶ月〜)1回目のスペーシング
4、胞子体(3ヶ月〜)2回目のスペーシング
5、鉢上げ
6、板付け(約1年)
胞子を撒いて子株くらいの大きさになるまでは長い道のりだよ
胞子培養のために必要な環境
基本的に屋外での管理は難しいです!
○室内で温度を20度〜25度程度で安定している
○自然光、LEDライトでの光が照射できる環境がある
胞子の準備
胞子の準備方法としては、主に以下の方法があります。
メルカリ
ヤフオク
持っているビカクシダの胞子葉から採取
胞子葉から胞子を採取した場合は10日ほど封筒などに入れて乾燥させます。また、胞子嚢を一緒に蒔くとカビの原因になる場合があるので茶漉しで3回程度濾します。
*胞子嚢とは白い綿みたいな部分です。
胞子を蒔く
ジフィーセブンを用いた培地の準備
胞子を蒔く培地の準備として食品用のタッパーかプラスチックの容器にジフィーセブンを戻します
ジフィーセブンをお湯で戻して、スプーンなどで平にならします。その後に、筆などに胞子をつけて培地に胞子を蒔き、培地をサランラップで密閉します。
胞子を蒔く割合ですが、満遍なく蒔くのが良いですが、まとまって蒔いてしまっても今の所問題はないです。
タッパーに胞子を蒔いたら
20度〜25度の室内
光が当たる場所
でひたすら前葉体が出てくるまで放置します。
*LEDを照射した方が成長速度は早くなります!
前葉体出現まで(2週間〜2ヶ月)
前葉体が出現したら、培地が緑に変わるよ!
胞子を蒔いた培地は前葉体出現までは密閉して湿度を高く保ちます。
私は前葉体出現までは1回もラップを外していないです。
前葉体出現には、品種で違いがあり、私が播種した中ではリドレイやマダガスカリエンセなどが最も早かったです。
保管場所は日の当たる窓際かLEDライト管理下で管理していました。
窓際は気温が高くなりすぎるため注意が必要です。
LED直下も物によっては熱が高くなりますので注意して行いましょう。
前葉体、胞子体出現(2ヶ月〜7ヶ月程度)【1回目のスペーシング】
前葉体が出現したら、霧吹きで水をかけて胞子体の出現を促そう
前葉体の出現後は霧吹きで水を加えることで受精して胞子体が出現します。前葉体の上にある生殖器官から水を介して精細胞と卵細胞が受精して胞子体ができるからです。
*私は前葉体の状態でスペーシングを行なっております。早い段階でスペーシングを行なった方が早く胞子体が出現する様に思います。
スペーシング後に同じスペーシングした部位に胞子体が沢山出現した場合は更にスペーシングを行いましょう!この時のスペーシングは胞子体一つ一つ分けてスペーシングしていきます。
胞子体出現(2ヶ月〜1年程度)【2回目のスペーシング】
胞子体ごとに、スペーシングを実施します。
目安としてこの写真くらいの大きさに生長したら2回目のスペーシングを行なっています。私は育苗ポットごとに植え替えを実施します。出来るだけ胞子体の塊ごとにスペーシングを行なっております。
猫避けのトゲトゲは、培地の下の風通しをよくしてカビの発生などの予防のために敷いております!
培地はビートバンを使用してその部分に胞子体ごとにピンセットで分けて植えていきます!
田植えみたいな感じです!
*成長の違いをみるために、THE COMOSTとマガァンプの肥料を入れて比較実験をしております。
マガァンプを培地の中に仕込んでる方が多い様に思います!生長が早くなります!
鉢上げ(1年頃〜)
胞子体が育ったらポットなどに水苔で包んで鉢上げをしていきます。この時に初めて肥料を加えても良いかと思います。マガァンプやTHE COMPOSTを仕込んで鉢上げします。
鉢上げ後も直ぐに状湿にするのではなく、ケースなどで湿度を高く保ち、ケースの蓋を徐々に開けていき常湿に慣らしてく必要があります。
育成している環境や季節でも違ってくるので経験が必要になってきます!
板付け
板付けは、ビカクシダの自生環境に似ているので成長が促進される様に感じます。
板付けを行う際には成長点が上にくる様にする必要があるよ
成長点は新芽を展開する場所であり、この部分が上を向くことでかっこよくなる様に思います。
成長点は、株元にあるフサフサとした部分になります。
こちらの記事が板付けの参考になるかと思います
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビカクシダの胞子培養は簡単に始めることができると思います。
まずは、初めてみられて、成長を楽しむのも良いかと思います。
最後まで読んで頂き有難うございます。
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