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自宅で仕事をしながら、趣味で園芸をしています。
ビカクシダの胞子培養、アガベ、パキポディウムの実生を主に行なっています。
1階職場でビカクシダ、2階ベランダ、玄関で塊根植物を育成中です。
運営者:ビーラボ
今回は、ビカクシダの板換えと苔増しを行いました。
今回行なったビーチーレモイネイ(platycerium veitchii Lemoinei)は左側に貯水葉が展開しており、貯水葉を傷つけない様に行いたい!と思い実施しました。
貯水葉が展開しているとミシン糸や麻紐で貯水葉の表面を覆いたくないので、色々と工夫して行なってみました。
結果、反省点が沢山ありました。今後板換えする時の材料になりますし、これから板変えする方のお役にたてればと思います。
板換えと苔増しで準備する物
今回準備したのは以下の物です
- 新しい板
- 水苔(ニュージーランド産AA)
- アルミ線
- 有機肥料
- マガァンプK
- テント用ペグ(尖った細い棒であれば何でもよいです)
- ミシン糸(ダイソー)
- 釣具糸
- カッター
ビカクシダを板から剥がす
1、板にくっついているビカクシダを剥がします。根が板にビッチリ着いていましたので、カッターで剥がす事にしました。ジョリジョリと音をたてながら剥がしていきます。
2、無事板から剥がすができました
3、水苔をほぐしていきます。古い根は、この時にむしりとって、新しい水苔に根を張りやすくしていきます。
4、ビカクシダを新しい板に着ける時に貯水葉が展開中でしたので、貯水葉の上に糸をかけたくなかったので、水苔に横から穴を開けて、その間にアルミ線を通して新しい板に固定する事にしました。その時に用いたのが、テントを固定するペグを使用しました。無事に貫通し貯水葉の下からアルミ線を出すことができました。
3、新しい板に水苔と肥料(THE COMPOST)をセットしていきます
水苔をお湯と水で戻してからセットしていきます。水苔は今まで、中国産、チリ産、ニュージーランド産を使用してきましたが、ニュージーランドとチリ産と中国産では戻した時の匂いが全く違いました。とにかく中国産は泥の匂いが強く、部屋中臭くなりましたのでその後は一度も使用しておりません。値段的にはチリ産の3倍はするニュージーランド産を使用しておりますが、今の所大きな違いは分かりませんが仕立てた時の感じはニュージーランド産が良い様に感じます。
有機肥料に関しては、色々調べて THE COMPOSTを使用することにしました。
肥料の原料としては、食品工業汚泥、おがくず、剪定枝破砕材、食品残さとなっておりました。
主要が成分の含有量としては窒素全量1.2%、リン酸全量0.8%、加里全量0.3%、炭素窒素比13%と記載されておりました。
THE COMPOSTは観葉植物を育てる栽培家の「杉山拓巳」氏が長年の経験と試行錯誤から、株を大きく育てるための植物由来堆肥の肥料です。
これの使用方法は、「置き肥」で使用するとされています!
置き肥ですので、表面に置くだけで良いので、水苔との相性も良いのではと思います。置き肥する事で、根が肥料を求めて伸び広がり、株が元気に育つみたいです。
アルミ線で水苔の上にビカクシダを固定していきます。
アルミ線をテント用のペグで開けた穴に通していきます。上手い事通ったのですが、板のサイズが大きすぎて、板の端までアルミ線を伸ばすと板とアルミ線の間に隙間ができてしまい安定感に不安がありました!そのため、板に穴を開けて、その部分からアルミ線を通して固定することにしました!
板の幅を株の幅に合わせる方が良いかと思います。
最後にミシン糸で水苔を固定していきます
今回は、新しい板と水苔とビカクシダの固定はアルミ線で行なっておりますので、水苔が崩れない様に、ミシン糸で成形していきました。
完成と反省
どうにか中株の板換えと苔増しが終わりました。初めてにしては上出来かと思いますが、反省点がいくつかあります。是非、板換えされる際は注意してされて下さい。
反省点①貯水葉が傷つき過ぎました。対策としては、素手で持つのではなくタオルやクッション性のある素材を挟んで持つと良いのではないかと思います。
反省点②板のサイズ大きすぎた。今回アルミ線を通した時に、ビカクシダの安定性を考えると固定するビカクシダの横幅に合わせて板を選ぶべきだと改めて感じました。
以上が、現在の反省点になります。
いかがでしたでしょうか?今回は成長点の位置もはっきりしていたのでビカクシダの方向などは問題なかったのですが、扱い方を工夫すればと反省しております。
是非、ビカクシダの板換えをされる際は参考にして頂ければ幸いです。
水苔はニュージーランド産がオススメです
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