いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
自宅で仕事をしながら、趣味で園芸をしています。
ビカクシダの胞子培養、アガベ、パキポディウムの実生を主に行なっています。
1階職場でビカクシダ、2階ベランダ、玄関で塊根植物を育成中です。
運営者:ビーラボ
私の職場にも沢山の植物があり、ビカクシダも飾っているのですが、植物に対しての苦手意識が高い方が多いです。今回の内容を読んで頂くとビカクシダの育て方が分かりますので、最後まで読んで頂いたら嬉しいです!
ビカクシダはマンション住まいの方にもとてもオススメできる植物です!
その理由は
✅水苔で育てる事ができるため土がなくても大丈夫
✅壁にかけて育てる事ができるので場所をとらない!
このブログでビカクシダの魅力も発信できればと思います!
今回は、ビカクシダの育て方を紹介しますね。また冬越しでの注意点もご紹介致します。
ビカクシダについて
ビカクシダは着生植物と言われ、貯水葉と胞子葉の2種類の葉をもちます。2種類の葉はターン制で交互に葉の成長(生長)が行われます。また、成長点と言われる部分があり、この部分が細胞分裂が活発でここから植物は先端方向に向かって細胞が作り出され、伸びていきます!
胞子葉と貯水葉がこの部分になります。
貯水葉の根っこの部分が成長点になります。モサモサした部分になります!
また、胞子葉には、星状毛(トリコーム)といわれ、白い毛の様なものがついています。
貯水葉は、名前の通り、水を保つ働きがあります。貯水葉は3ヶ月程度で茶色に枯れてしまいますが、枯れても貯水機能があるとされており、外さない方が良いです!
ビカクシダの生長は、この胞子葉と貯水葉が交互に入れ替わって生長するターン制で生長していきます。とても面白いですね。
育て易い品種とは?
ビカクシダの原種は18種類あり、世界で4つの地域に分布しています。いずれも、暖かく、湿度が高い地域に生息しています。
東南アジア
アフリカ
オセアニア
南アメリカ
の4つの地域に生息しておりますが、最も日本に近い気候がオセアニア系のビカクシダになります。
そのためオセアニア系ビカクシダが最も育て易いとされています!
オセアニアは日本に近いので乾燥に強いく、寒さに強い品種が多いと言われています。
その他の地域のビカクシダは以下の通りになります。
18種の原種から、様々な交配種があり、沢山の名前がついています。とても楽しみの多い植物ですね!
育て方
夏場と冬場で育て方が少し違いますので、分けて紹介しますね。
育て方【夏場】
ビカクシダは比較的暖かい地域で生息している植物ですので、夏場は育て易い植物だと思います。夏場で注意したいビカクシダの症状が
✅胞子葉がシワシワになる
✅胞子葉が垂れる
✅成長点が黒く変色する
胞子葉がシワシワになる
この場合は水分が不足している、育てている環境で湿度が足りない可能性が考えられます。水分を与えてあげましょう!
胞子葉が垂れる
この場合は、直射日光に晒されて生じる事が多いです。私も失敗した経験がございます。
対処方法としては、日陰(室内)に移して、水を与える事で早ければ回復する事ができます。私の株も回復しました!
成長点が黒く変色する
根腐れが考えられます。原因としては水捌けが悪く蒸れなどの原因の可能性があります。夏場の高温で蒸れて生じている場合もありますので水やりは注意が必要です!
夏場の育てるポイント
環境
夏場は屋内管理でも問題ないです。屋外で管理をする場合は夏場の直射日光を避けて遮光をしてあげる方が良いです!目安としては、半日陰(1日の半分を日に当てる、半分くらいの日陰で1日管理)
屋内の場合は、自然光の光場所か、LEDライトを照射して育ててあげましょう。
*注意するべき点は、株の大きさも関係してきます!板付けできる大きさ(貯水葉が展開している程)であれば、屋内窓際でも生育できると考えています。私は、屋外管理エリアがまだできていませんので屋内で管理しています!
水やり
板付けの場合は水苔の下の部分が乾いたら、しっかり水を与えます。ビカクシダごとバケツに水を入れて沈めて行う方法やシャワーで水をかける方法などで行なっています。
鉢で育てている子株は腰水管理を実施することで水不足を防ぐ事ができます!
湿度を保つためにラップで保湿する方法もございます
肥料
最低気温15度以上25度以下の時に肥料を与える事を意識して下さい!最低気温が25度を超える場合は肥料を与える時は注意が必要です。暑さでビカクシダが夏バテを起こしている状況では肥料の吸収が追いついかないので肥料やけする原因になります。
私は、ハイポネックスを2000倍に薄めて週に1回程度与えています!
育て方【冬場】
ビカクシダは、寒さに弱いんです!冬場を外で育てるのはリスクがありますので、屋外で育成される事をオススメ致します。
環境
日当たりの良い窓際か、LEDライトによる育成が必要です。光が少ないと生長が遅くなります。
ただし、窓際は気温が低下し易いので天気の良い日のみに窓際に移動させる方が良いです!そうなるとLEDライトが必要かと思いますが、私は3年以上日当たりの良いリビングで育成しています!
温度としては、10度以上の温度をキープする必要があります!
水やり
夏場程たっぷり与える必要はないですが表面が乾いたら水を与えます。室内で温度が高い時は乾燥し易いので水苔の下の部分が乾いたら水を与えましょう!
肥料
肥料は、生長期の春から秋にかけてのみで大丈夫かと思います!
*冬場は、株分けや板変えは行わない方が良いです。夏型の植物は、生長期が始まる春頃に板換え、植え替えを行なった方が良いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?私が思うにビカクシダは比較的育て方も簡単な植物かと思います!
初心者の方は、オセアニア系のビカクシダがオススメかと思います。私はベイチー(ビーチー)が好きで育てています。
ビカクシダは園芸店やメルカリで購入する事が多いです。実際に私がメルカリで購入したビカクシダの生長はこちらのブログに記載しております。また、胞子から育てる胞子培養も行なっておりますので、是非ご覧下さい。